アーケードがある商店街は、同時に青空のない商店街でもあった。 「雨の日にも傘を差さずに買物がてきる」ということは、常に陽の光の無いことを意識したディスプレーにもつながった。 そんな中、1987(昭和62)年に完成した、浅草三社を基本にした金と黒の漆塗りのダイヤ街自慢の神輿が、2008年の秋、初めて青空の下を渡御した。